株式市場
株式とは、株式会社が発行する株券のことを指すと説明しました。
この株券というのは自由に売買することができます。
ただこの株をわれわれのような一般投資家が売買するためには、流通市場に公開されている必要があります。
流通市場には大きく分けると、「取引所(上場)市場」と「店頭市場」の2つがあります。
「取引所(上場)市場」とは、証券取引所の基準を満たした上場企業の株式が売買される市場のことで、売買は証券取引所で行われます。
これから皆さんが取引されるのも、この証券取引所で行うことが多いと思います。
「店頭市場」とは、証券会社の団体である、日本証券業協会が管理している市場で、上場基準より緩い店頭公開基準に合格した会社の株が売買されます。
会社はどこでも株式を公開できるのではなく、それぞれの市場の上場基準を満たす必要があります。
上場基準を満たせば、複数の取引所に株式を公開することができます。
しかし1部と2部、店頭と取引所に同時に公開することはできません。